佐藤学(さとうまなぶ)
1951年広島県生まれ。教育学博士。東京大学大学院教育学研究科教授。教育方法学。『米国カリキュラム改造史研究』(東京大学出版会)、『学び その死と再生』『学びの身体技法』(以上、太郎次郎社)、『カリキュラムの批評』『教師というアポリア』『学びの快楽』(以上、世織書房)、『教育方法学』『教育改革をデザインする』 (以上、岩波書店)など著書多数。
発行日 | 2015年03月発行 |
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判型 | 四六判・並製 |
頁数 | 192ページ |
価格 | 本体2000円+税 |
ISBN | ISBN978-4-8118-0411-8 |
Cコード | C0037 |
死に体になっている日本の学校を生き返らせるには? 著者の〈学校の原風景〉から掘りおこし、学校を小さな共同体へ再編成するための提案、教師・教育の再生をもたらす癒しやケアの教育原理を明らかにする。
【1995年刊の書籍を2015年オンデマンドにて復刊】
プロローグ◎死者の声をきくこと
I……学校の物語
学校の原風景から 個人的断章
授業というストーリー 教室の周縁から
「個性化」幻想のゆくえ 学校改革の深層
II ……学びの共同体へ
学校を内側から再生するために 小さな共同体への再編成
提案・学びの共同体へ フレネ教育とリテラシー革命
文化の媒体者としての教師 “ヘンなおじさん(おばさん)”の学校改革論
III……自分さがしの旅
若いママたちのハッピー感覚 サンリオ・ピューロランドをウォッチング
空を悟るということ 再生へのエチュード
イニシエーションを失った若者たち オウムの身体が語るもの
IV……教育再生
教師たちの燃えつき現象 失われた声を求めて
ケアリングとしての教育 学校再生への指標
〈癒し〉としての教育 脆さから出発すること