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ワンダー・ラボラトリ
空気は踊る

ワンダー・ラボラトリ 空気は踊る

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ワンダー・ラボラトリ
空気は踊る

発行日 2014年08月発行
判型 四六判変型・上製
頁数 96ページ
価格 本体1500円+税
ISBN ISBN978-4-8118-0775-1
Cコード C0040

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内容

現象を条理で解き明かす物理学者コンビと、不条理の世界を描く漫画家が、
想像しかできない「科学の不思議」な世界を、想像以上の世界観で描き出す。
手元に置きたくなる、世界を描くあたらしい科学入門「ワンダー・ラボラトリ」。

自然の風と人が起こす風、その原理と利用方法をたずねるI章「風はどこから」。
真空をキーワードに、吸盤がくっつく秘密を解き明かすII章「タコの吸盤の中で」。
“あるのがあたりまえ”な空気をめぐる「空気分子」と「真空」の攻防。

充実のコラムに豊富な「はみだし豆知識」、
本書内容を教科書ではいつ習うかのリスト、
おすすめ関連図書も収録。

目次

I 風はどこから——動きまわる空気

わたしを押す風の力
ずっしり重い巨大風船
空気の重さを量るには
風を起こすふいご、風で鳴るオルガン
空気をバネのように使う
吹き矢がびゅんと飛んでいくわけ
自然の風が起きるとき
温度の差が空気を動かす
海風・陸風、風向きが変わる理由
あらゆるところで風は生まれる

[コラム]
湿った空気と乾いた空気の重さくらべ
なかよし師弟、ボイルとフック——空気の弾性、バネの弾性
気球の話1 世界初の熱気球
気球の話2 日本の熱気球の幕開け

II タコの吸盤の中で——真空のつくり方

くっつくタコの恐怖
便利な吸盤現象のあれこれ
十七世紀オランダの吸盤遊び
くっつく秘密——空気が押している
真空をつくる——空気を吸いだす技術
世界を揺るがしたゲーリケの実験
開かないふたを開けるには
なぜ、お椀のふたがくっつくのか
貯蔵のための密封
自然発生説の否定に挑んだ科学者たち
宇宙のタコは吸いつけるか

[コラム]
ヤモリが壁に張りつけるワケ
真空はあるか
ゲーリケこぼれ話
生物はどこから
微生物の発見
宇宙人はタコみたい?

——

教科書ではいつ習う?
おすすめ関連図書

著者紹介

結城千代子(ゆうきちよこ)

東京都生まれ。比較文明学会会員。大学講師。小学校理科・生活科、中学校理科の教科書執筆者。
田中幸とのコンビで15年にわたり、子どもたちが口にする「ふしぎ」を集め、それに答えていく「ふしぎしんぶん」を毎月発行する活動を続け、運営している HP「ママとサイエンス」でも公開している。田中との共著に『天気のなぞ』(絵本塾出版)、『新しい科学の話』(東京書籍)、『くっつくふしぎ』(福音館 書店)など、共訳書に『家族で楽しむ科学のシリーズ』(東京書籍)などがある。

田中幸(たなかみゆき)

岐阜県生まれ。物理教育学会会員。私立女子中高一貫校理科教諭。
結城千代子とのコンビで15年にわたり、子どもたちが口にする「ふしぎ」を集め、それに答えていく「ふしぎしんぶん」を毎月発行する活動を続け、運営して いるHP「ママとサイエンス」でも公開している。結城との共著に『天気のなぞ』(絵本塾出版)、『新しい科学の話』(東京書籍)、『くっつくふしぎ』(福 音館書店)など、共訳書に『家族で楽しむ科学のシリーズ』(東京書籍)などがある。

西岡千晶(にしおかちあき)

三重県生まれ。漫画家。実兄との共同ペンネーム"西岡兄妹"で画を担当し、「モーニング」誌(講談社)より漫画家デビュー。その後「アックス」(青林工藝舎)を中心に活躍中。
コミックに『新装版地獄』(青林工藝舎)、『神の子供』(太田出版)、『カフカ』(ヴィレッジブックス)など、絵本に『そっくりそらに』(長崎出版)など多数。

関連書籍

粒でできた世界
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摩擦のしわざ
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シリーズサイト

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