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地域生活支援 ひとりから始まるみんなのこと
地域生活支援 ひとりから始まるみんなのこと
〈パーソナル・アシスタンス とも〉の実践
地域生活支援 ひとりから始まるみんなのこと
〈パーソナル・アシスタンス とも〉の実践
発行日 |
2011年06月発行 |
判型 |
四六判・並製 |
頁数 |
256ページ |
価格 |
本体1900円+税 |
ISBN |
ISBN978-4-8118-0747-8 |
Cコード |
C0036 |
年齢、障害の有無・種類にかかわらず、だれもが地域で「普通に」暮らすために、24時間365日の生活支援をおこなう社会福祉法人がある。たったひとりのニーズをすべての人に役立つしくみに。その歩みとケアの実際を描く。
序章 ともに生きる社会の実現をめざして
──〈パーソナル・アシスタンス とも〉にこめた願い
第1章 障がいをもつ子の親になって
1 簡易マザーズホームで出会った
2 みんなで動いてみよう
第2章 〈浦安共に歩む会〉が始まる
1 地域のなかで育てていきたい
2 入園交渉と父親たちの活躍
3 みんなで学んで、発信して
第3章 〈浦安共に歩む会〉の活動
1 プロセスを大切にした交渉
2 「教育」その1──小学校入学
3 「教育」その2──大東市「障害児教育基本方針」と出合った
4 「福祉」──あたりまえの暮らしがしたい
第4章 自立ということ
1 江里の学校生活
2 エレベーター設置交渉から広がった輪
3 林間学校
4 父の看取り
5 子の自立と親の自立
第5章 〈パーソナル・アシスタンス とも〉の船出
1 〈浦安共に歩む会〉の限界
2 NPO法人を立ち上げる
3 〈とも〉の船出
第6章 〈とも〉はいつも現在進行形
1 自分たちが求める支援事業から始まった
2 制度外支援サービスの限界
3 成長を育み、余暇につながる療育事業
4 街のなかでともに働き楽しむ
第7章 私たちがめざすもの
1 主人公は誰?
2 支援は〝黒子役〟と〝橋渡し役〟
3 関係性をつくる支援でありたい
4 その人らしく生きるためのマンツーマンの支援
解説 浅野史郎(慶応義塾大学教授・元宮城県知事)
曽根直樹(東松山市社会福祉協議会)
社会福祉法人パーソナル・アシスタンス とも理事長。浦安市在住。1993年、障がいをもつ子どもたちが幸せに暮らせるために「浦安共に歩む会」を発足。浦安市に対し福祉と教育の改善の要望・提案をするなど、8年の活動を経てNPO法人を設立。
高齢者や障がい児・者本人、かれらを抱えた家族、子育て中のお母さん・お父さんなど、障がいのある・なし、種類、年齢、あらゆることを分けず、すべての人を対象とした24時間365日の地域生活支援事業をおこなう。
2006年、5年間の実績を認められ、社会福祉法人となる。障がいをもつ21歳の娘の母。
千葉県「障害者計画推進作業部会」や「ノーマライゼーションの進展に対応する教育検討会」、浦安市「障害者福祉計画策定委員会」などの委員をつとめる。