子ども俳句のコンテスト応募者20万人。みずみずしく独創的な表現は、子どもも大人も魅きつけます。子ども俳句から出発し、「ごんぎつね」など物語による俳句指導に至るまで、国語教室でだれでもできる俳句指導の決定版。
はじめに
第一章 俳句は子どもの感性を鋭くする
子ども俳句に開眼する
やきたてのクッキーみたいな春の風
自分にも作れそうだと思わせる
俳句学習は片隅におかれている
俳句のよさは伝わっていた
第二章 俳句を読む
抵抗感をもたせない
子どもの作品で詩心{うたごころ}をゆさぶる
どのように句意を理解させていくか
◎子どもに知っている俳句を聞く◎子ども俳句ブームについて話す
◎子ども俳句を紹介する◎教材を書き写させる◎句意を考える
◎音読してみる◎クイズ仕掛けで句を解釈する◎俳句を散文にしてみる
◎俳句的表現の特徴に気づかせる
第三章 俳句を作る
なにを手がかりにして作句するか
◎教師の作句経験が授業を豊かにする◎子どもの発語を敏感に受けとめる
◎写生の句と、想像を交えた句◎読むことと書くことを一体化する
物語を読んで俳句を作る
◎なぜ、「ごんぎつね」を選んだか◎知っている俳句をたずねる
◎「見て作る」と「読んで作る」◎物語俳句を提示する
◎「ごんぎつね」の復習をする◎「ごんぎつね」から季語を見つける
◎季語を場面をつなぐ◎欠落を埋めて一句にまとめる◎作句にとりかかる
◎作品を発表する◎どんな作品ができたか◎子どもの作句感想から
俳句学習でことばをみがく
俳句学習の世界を広げる
第四章 【授業記録】俳句を作る
知っている俳句を発表する
「見て作る」と「読んで作る」
「ごんぎつね」の復習をする
「ごんぎつね」から季語を見つける
季語を場面をつなぐ
欠落を埋めて一句にまとめる
作句にとりかかる
作品を発表する
俳句づくりのすすめ
第五章 子どもに学ぶ
子どもにもらった「授業論」
授業のなかの子どもの視点
◎先生はこわい?◎教師の表情とは◎授業の楽しさとは
◎時間を短く感じるとは◎遊びのような授業で、いつのまにか……
◎教師のパワーとは
俳句を生活に広げる
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この本でとりあげた子ども俳句一覧