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ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード
ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード
ライアン・ラーキン やせっぽちのバラード
発行日 |
2009年09月発行 |
判型 |
四六判・並製 |
頁数 |
224ページ |
価格 |
本体2000円+税 |
ISBN |
ISBN978-4-8118-0732-4 |
Cコード |
C0074 |
25歳、『ウォーキング』でアカデミー賞ノミネート。20代の若さでアニメーション史上に輝く4本の傑作をつくりだしたラーキンは、その後、忽然と姿を消した。伝説のアニメーション作家の実像に迫る、魂のノンフィクション。
ライアン・ラーキン フィルモグラフィー
あんたが部屋に入ると You Walk into the Room
神は知っている God Knows
俺のなかのその男 The Man in Me
準備はいいかい? Are You Ready?
ダウン・ザ・ハイウェイ Down the Highway
セイヴド Saved
夏の日 Summer Days
ズタズタになって、汚れて Ragged and Dirty
道化師が盗人に言うには(1)――ライアン・ラーキン1943─1962 Said the Joker to the Thief I
もう戻れない Never Gonna Be the Same Again
夜の父親 Father of Night
道化師が盗人に言うには(2)――ライアン・ラーキン1963─1972 Said the Joker to the Thief II
ウィンタールード Winterlude
終わることなきさよならを Restless Farewell
三人の天使 Three Angels
道化師が盗人に言うには(3)――ライアン・ラーキン1973─1978 Said the Joker to the Thief III
あんたが望んでいたものは What Was It You Wanted
アイム・ノット・ゼア I’m Not There
変わっちまった Things Have Changed
トゥイードル・ディーとトゥイードル・ダム――ある空想上の会話 Tweedle Dee and Tweedle Dum: An Imaginary Conversation
道化師が盗人に言うには(4)――ライアン・ラーキン1978─ Said the Joker to the Thief IV
世界が堕ちていく World Gone Wrong
流れ者の逃亡 Drifter’s Escape
考え方を変えなくちゃ Gotta Change My Way of Thinking
ハイランズ Highlands
訳者解説
Chris Robinson
1967年、カナダ・オタワ市生まれ。世界四大アニメーション・フェスティバルのひとつ、オタワ国際アニメーション・フェスティバルの名物ディレクターにして、短編アニメーション界随一の語り部でもある。ハンター・トンプソンらから受けついだ「ゴンゾー」(気の狂った)ジャーナリズムのスタイルを採用したその文章は、アニメーション界に生々しい熱気と情熱とを注ぎ込み、アニメーションに関係のない人もまた無関心ではいられない。
おもな著作は、Canadian Animation: Looking for a Place to Happen(2008)、The Animation Pimp(2007)、Estonian Animation: Between Genius and Utter Illiteracy(2006)、Unsung Heroes of Animation(2005)など。アイスホッケーに関する著作も多く残している。近く、日本のインディペンデント・アニメーションについての本が出版される予定。
1981年、東京都生まれ。アニメーション研究・評論。おもな著作に「柔らかな世界――ライアン・ラーキン、そしてアニメーションの原形質的な可能性について」(『アニメーショ ンの映画学』所収、共著、臨川書店)など。