氷室かんな(ひむろかんな)
1966年、東京都八王子市に生まれる。大学卒業後、流通会社勤務を経て、広告制作会社でコピーライターとして仕事をする。企業広告や広報誌の企画・編集にたずさわったのち、フリーに。 ジェンダーフリーの視点を基軸に、離婚後の共同子育て、女性の生き方に関する取材を重ね、執筆活動を続けている。
発行日 | 2005年11月発行 |
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判型 | 四六判・並製 |
頁数 | 256ページ |
価格 | 本体 1800円+税 |
ISBN | ISBN978-4-8118-0717-1 |
Cコード | C0095 |
「夫婦はやめても親はやめない」。そうはいっても離婚後の親子関係、みんなどうしているのか。別れた相手と協力なんてできるのか。子どもはどう思っているのか。〈元夫〉と〈元妻〉と〈子どもたち〉に取材した、葛藤と希望と本音。
プロローグ──おわりからのはじまり
第1章 断ちきられる親子
妻の実家という障壁
ひき離された母親
【取材記1】〈二つの真実〉をもつ争いに、世間はどんなまなざしを注ぐのか
章介23歳
第2章 訪ね、会う親子
手探りでつかんだ〈離婚後〉のかたち
ステップ・ファミリーだってやれる
【取材記2】未熟な親だからできないのか、私はどっちへ行けばいいのか
彩21歳
第3章 元夫婦の共同子育て
【取材記3】傷つけあって別れた相手と、どうしたら協力しあえるのか
子どもはどちらの所有物でもない
ご近所離婚という選択
あゆみ16歳
司法の現場から──棚村政行さんにきく
エピローグ──家族は日々、変化していく