横川和夫(よこかわかずお)
1937年生まれ。ジャーナリスト。元共同通信編集論説委員。 教育や子ども・若者・家族問題を中心に、日本社会の矛盾が表出する現場を一貫して追いつづけてきた。1993年、日本新聞協会賞受賞。 浦河べてるの家を描いた『降りていく生き方』をはじめ、『不思議なアトムの子育て』(以上、小社刊)、『もうひとつの道』『心を癒す場』『大切な忘れもの』『仮面の家』『かげろうの家』『荒廃のカルテ』『熱い鼓動』(以上、共同通信社)など著書多数。
発行日 | 2004年11月発行 |
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判型 | 四六判・並製 |
頁数 | 288ページ |
価格 | 本体 1900円+税 |
ISBN | ISBN978-4-8118-0715-7 |
Cコード | C0036 |
介護する側・される側、どちらの人生も大切にしたい。そんなシステムをつくりたい。おたがいさまの他人同士だからやれる。「まごころヘルプ」から「地域の茶の間」「うちの実家」へと広がる、人の手ネットを創った女性たち。
序章…やわらかな命づな
これからヘルプに行きます●病気で人生変わったよ
一章…おんな四十代、それぞれのスタート
待たれていたメッセージ●十年先をよめば痴呆も怖くない
生と死と家族の風景●産みの苦しみ
二章…人の手を借りて生きるということ
だれも生きることをあきらめてはいない
壊れても不自由でも私の人生●ノーマライゼーションの樹
三章…介護はゴールの見えないマラソン
家族の異変に気づくとき●介護家族に休息なし
いい看取りこそ家族の役目
四章…いつもお年寄りのそばに
老人ホームがはじまり●闘病から決断へ
生きてていいよ
五章…援助とは、自立支援とは
する側の都合は、される側の不都合
行政と市民のパートナーシップって?
カツ子さんの回復のプロセス
六章…次世代につなぐヘルプの手
世代交代●虐待に他人のヘルプを
現場でしか学べない
七章…まちへ──「地域の茶の間」と「うちの実家」
家の外へ、まちへ、人のなかへ
「うちの実家」にいらっしゃい
八十七歳、ミセさんのストレス
終章…おたがいさまの他人同士で
豪雨水害でもらった宝物●長続きの秘訣
いずれはだれもが通る道