コンピューター綴り方教室
子どもたちに起きたリテラシー革命
コンピューター綴り方教室
子どもたちに起きたリテラシー革命
発行日 |
1996年05月発行 |
判型 |
四六判・上製 |
頁数 |
208ページ |
価格 |
本体 2000円+税 |
ISBN |
ISBN978-4-8118-0639-6 |
Cコード |
C0036 |
中学校の国語教育をコンピューターが180度変える。漢字は書けなくても、コンピューターでなら、さらさら綴れるという子どもたちが登場しはじめた。作文・詩・短歌・劇づくりなどの先駆的な実践を編んだ。
プロローグ◎コンピューターでなら書ける。
I ……詩集『少女時代』ができるまで
いじめにも負けないで詩を書く
II……「見る」ことから「書く」ことへ
短歌「ヒヤシンス」の授業
III……私はあなたが選んだ歌が好き
短歌データーベースによる自分さがしの旅
IV……ナガサキ原爆・七万五千人の顔
家族の物語が死者を蘇らせる
V ……劇「アンネの日記」の上演
アウシュビッツ六百万人ぶんの一人を生きる
VI……私がすすめるこの一冊
コンピューターが本と人との出会いを組織する
エピローグ◎コンピューターの惑溺からの解放
解説◎佐伯胖
近藤真(こんどうまこと)
1957年、山口県宇部市に生まれ、長崎県北松浦郡で育つ。国語教師として、文学作品の深い読みと創作をとおし生徒がみずからのことばを紡ぐ授業をつくりつづけてきた。現在、長崎県内の中学校校長。
著書に『大人のための恋歌の授業』『中学生のことばの授業』『コンピューター綴り方教室』、共著書に『文学作品の読み方・詩の読み方』(以上、小社刊)がある。ほか、『中学校新国語科の授業モデル〈4〉』『情報リテラシー――言葉に立ち止まる国語の授業』(ともに明治図書出版)、『地域で障害者と共生五十年』(小社)などに執筆。〈NHK10min.ボックス 現代文/古文・漢文〉番組委員。