働くことと学ぶこと
わたしの大学での授業
働くことと学ぶこと
わたしの大学での授業
発行日 |
1995年09月発行 |
判型 |
四六判・上製 |
頁数 |
264ページ |
価格 |
本体 2301円+税 |
ISBN |
ISBN978-4-8118-0637-2 |
Cコード |
C0036 |
学ぶこととは? 働くこととは? 生きる基礎を問いかけられて学生たちは議論し、考え、その思索を書きつけ交換し、ふたたび考える。若者たちが学ぶことと出会い、大学を〈自分づくり〉の仕事場にしていった授業の記録。
I ……〈学び〉について
学ぶということ/学力ということ/教えるということ
II……〈知〉について
知をもたらすものは経験か、学問か?
III……〈労働〉について
遍歴しつつ学ぶ職人たち 十九世紀までの熟練工
補章 われらの時代にとってのウィリアム・モリス
リスポンス 学生たちの〈仕事〉の発見
討論 テーラー・システムをめぐって
IV……〈時間〉について
時間の節約こそ幸福への道!?-『モモ』が問いかけるもの
V……〈書くことと〉について
リスポンスII 学生たちの〈学び〉の発見
討論I おもしろい講義の“空虚さ”
討論II “ためすと試験”ということば
里見実(さとみみのる)
1936年生まれ。1965年から2007年まで國學院大學に勤務したのち、現在は現代教育思想や中南米演劇などの研究と翻訳に取り組む。
おもな著書に『パウロ・フレイレ「被抑圧者の教育学」を読む』、『働くことと学ぶこと』、『学ぶことを学ぶ』、『学校でこそできることとは、なんだろうか』、『学校を「非学校化」する』(以上、小社刊)、『ラテンアメリカの新しい伝統』(晶文社)、『タイにおける地域再生運動に学ぶ』(農文協)など多数。
おもな訳書に、パウロ・フレイレ『希望の教育学』、ピーター・メイヨー『グラムシとフレイレ』(以上、小社刊)、ベル・フックス『とびこえよ、その囲いを』(監訳、新水社)、アウグスト・ボアール『被抑圧者の演劇』(晶文社)などが、共訳書にパウロ・フレイレ『伝達か対話か』、モアシル・ガドッチ『パウロ・フレイレを読む』(以上、亜紀書房)などがある。