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魔法の手の子どもたち
「先天異常」を生きる

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魔法の手の子どもたち
「先天異常」を生きる

発行日 1993年04月発行
判型 四六判・上製
頁数 256ページ
価格 本体2000円+税
ISBN ISBN978-4-8118-0552-8
Cコード C0036

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内容

絵本「さっちゃんのまほうのて」の著者が、その後の魔法の手の子どもたちの姿を描く。親たちや家族に何が起こり、子どもたちはどのように成長していったか。この冷たい効率社会に生きる人たちを絶望からよびさまし、人びとの心にやさしさをとりもどす。

目次

プロローグ…電話の向こうの人生
      「障害」を心に閉じこめて
I…麻衣子の誕生から思春期まで
 1 エッ、私の赤ちゃんが障害児?
 2 最初の衝撃を、それぞれ父親たちは
 3「障害」をもった子の親、なぜ、悩む
 4どうして、この子、指がないの?
 5わたしは、この右手がだいすき
II…魔法の手の子どもたち
1 ある野球少年
  指のない手にグローブはめて
2 手足のない沙織ちゃん
  誕生から七歳まで
3 とまどいのなかの一九歳
  「障害」をもつ自分
III…「障害児」は生みたくない
1 子どもがかわいくない母親
  幼児虐待はどこにも
2 社会正義のなかに潜む優生思想
  市民運動にみられるシェルター意識
エピローグ…いのちを商品化する医療技術

著者紹介

野辺明子(のべあきこ)

野辺 明子(ノベ アキコ) 1944年、東京向島に生まれる。 1967年、上智大学文芸部国文学科卒業。 1972年、長女麻衣子出産。 1975年、「先天性四肢障害児父母の会」設立を呼びかけ、以後、父母の会の活動を続ける。 ◎おもな著書 『どうして指がないの?』1982年、技術と人間社 『ぼくの手、お茶わんタイプや』(共著)、1984年、三省堂 『さっちゃんのまほうのて』(共同制作)、1985年、偕成社 『お医者さんは神様ではない』(共著)、1987年、筑摩書房

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