いのちに触れる【オンデマンド版】
生と性と死の授業
いのちに触れる【オンデマンド版】
生と性と死の授業
発行日 |
2011年10月発行 |
判型 |
四六判・並製 |
頁数 |
272ページ |
価格 |
本体2000円+税 |
ISBN |
ISBN978-4-8118-0409-5 |
Cコード |
C0037 |
にわとりを川原で狩り、殺して食べる。『原発ジプシー』の堀江邦夫さんを教室に迎え、労働者が被曝する現実を知る。同じ哺乳類であるブタを解体して食べ、いのちと性、人間とは何かを考える。1981〜85年におこなわれた衝撃的実践の記録。(本書は1985年12月に刊行された同名の書籍をオンデマンド版で復刊したものです。原本からスキャニングしたため、印刷に若干お見苦しいところがあります。ご了承ください。)
I 原爆から原発へ、生命を考える
◎授業1–にわとりを殺して食べる
なぜ、「にわとりを殺して食べる」授業をしたか
◎授業2–原子力発電所とゴミ
『原発ジプシー』の著者・堀江邦夫さんを迎えて
◎授業3–人間の欲望はどこまで行きつくのか
『東京に原発を』の著者・広瀬隆さんを迎えて
子どもとともに授業に参加して・母親たちの話し合い
II 生と性と死を考える
◎授業1–飼育から屠殺まで
授業が創りだされるまで/牛と豚の死の授業
◎授業2–ひととブタの生と性
◎授業3–ブタ一頭、まるごと食べる
世の中、身の内の「混沌」を受け入れる子どもたち 映画「鳥山先生と子どもたちの一ヶ月」を見て-秋山啓文
[写真ページ]大木茂 ブタ肉生産工場/食肉工場にて/ブタ一頭、まるごと食べる
鳥山敏子(とりやまとしこ)
1941年、広島県に生まれる。64年、東京都で小学校教師に。60年代の教育科学運動のなかで、地球・人間の歴史の授業や鉄づくり・米づくりの授業といった先駆的な仕事を生みだす。それらは『ひと』誌(太郎次郎社)に公表された。さらに、そうした実践を超えるために、70年代、竹内敏晴らの「『からだ』と『ことば』の会」に参加、「こんとんの会」で真木悠介と出会う。80年代をとおして、「奇跡的」といわれるいきいきとした授業内容を、子どもたちとの空間に次々と切り拓いてきた。その内容は著書および映画「鳥山先生と子どもたちの一ヶ月間 からだといのちと食べものと」(グループ現代、1985)などに記録されている。現在、「賢治の学校」代表。◎おもな著書『からだが変わる 授業がかわる』(晩成書房、1985)、『いのちに触れる 生と性と死の授業』『イメージをさぐる からだ・ことば・イメージの授業』(ともに太郎次郎社、1985)、『ブタまるごと一頭食べる』(フレーベル館、1987)、『写真集 先生はほほ~っと宙に舞った 宮沢賢治の教え子たち』(塩原日出男・写真、自然食通信社、1992)など。
30代・女性
感動しました。自分が今まで考えたことのあまりなかった世界観を知らせてくれました。鳥山さんの授業を受けてみたいと思ったし、教師という仕事にはこんなに可能性があったのかと驚きました。現状では、もっと自分自身の可能性をさぐってみたい。その為にももっとたくさんのことを知りたいと思います。他の鳥山さんの本も読みたいです。