日本語の豊かな使い手になるために
読む,書く,話す,聞く
日本語の豊かな使い手になるために
読む,書く,話す,聞く
発行日 |
1984年07月発行 |
判型 |
四六判・上製 |
頁数 |
248ページ |
価格 |
本体 2000円+税 |
ISBN |
ISBN978-4-8118-0040-0 |
Cコード |
C0036 |
I……ことばは知識ではなく、体験である
1 ことばの社会性について
2 「ことばを体験する」とは
3 ことばが知識として定着するまで
II……ことばの教育の基礎を考える
1 「話し・聞き」と「読み・書き」のちがい
2 豊かな人間関係とことばについて
III……ことばが誕生するとき
1 「ことば遊び」がことばの根を養う
2 ことばと事物の対応とは
3 文章をどのように読むか
IV……ことばの音とリズムの世界
1 ことばのリズムと心の動き
2 ことばを音声化することの意味
3 話しことば・書きことば
V……書くことと創造力
1 書くことの起点をさぐる
2 イメージと創造力をめぐって
大岡信(おおおかまこと)
詩人。1931年、静岡県三島市に生まれる。東京大学文学部卒業。
詩集に『記憶と現在』『悲歌と祝祷』『春 少女に』『水府』『詩とはなにか』『ぬばたまの夜、天の掃除機せまつてくる』『故郷の水へのメッセージ』『地上楽園の午後』『火の遺言』『捧げるうた50篇』『世紀の変り目にしやがみこんで』など。
著書に『折々のうた』(正、続、第三~第十、新1~新6)、『詩への架橋』『抽象絵画への招待』『連詩の愉しみ』『現代詩試論』『紀貫之』『彩耳記』『岡倉天心』『うたげと孤心』『表現における近代』『万葉集』『ヨーロッパで連詩を巻く』『窪田空穂論』『詩人・菅原道真』『詩をよむ鍵』『一九〇〇年前夜後朝譚』『正岡子規─五つの入り口』『日本の詩歌 その骨組みと素肌』『ことのは草』『ことばが映す人生』『私の万葉集』(全5冊)、『大岡信著作集』(全15巻)、『日本の古典詩歌』(全6巻)など。