森毅(もりつよし)
一九二七年、東京生まれ。京都大学名誉教授、数学教育協議会副委員長、フリーター。著書-『文化の中の数学』(新潮社)、『学校とテスト』『数の現象学』(朝日新聞社)、『異説数学者列伝』(蒼樹書房)、『数学受験術指南』(中央公論社)、『計算のいらない数学入門』(カッパブックス)、『ものぐさ数学のすすめ』(青土社)その他。
発行日 | 1981年06月発行 |
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判型 | B6判・上製 |
頁数 | 224ページ |
価格 | 本体 1553円+税 |
ISBN | ISBN978-4-8118-0020-2 |
Cコード | C0036 |
テストの点数で序列づけられ、髪の毛から服装まで管理される、学校に束ねられた人たちをその呪縛から解き放って、自分流のやり方で学校とうまくつきあう方法を展開する。
●かつての非国民少年はいまがこわい
人生のあそび/美談とのわかれ/ユトリについて/常識をいかに超えるか/悪いことのお勉強
●自分主義から文化は生まれる
他人と自分とのあいだ/自分ひとりのドラマ/自分のために書く/自分にとっての勉強/自分本位の説
●序列主義社会をこうして超える
受験とつきあう法/大学入試の内幕/イヤなことの楽しみ方/受験戦争のなかの数学/高校と大学との壁
●あとがき