2014年8月20日(水)に国分寺市立いずみホールにて、
[工作絵本]『作って遊んで大発見! 不思議おもちゃ工作』、
『キミにも作れる! 伝承おもちゃ&おしゃれ手工芸』の
著者・平林浩さんによる工作教室、
「作って遊んで大発見! 西国分寺科学工作教室」
が西国分寺・BOOKS隆文堂さんの主催で開催されました。
15名ほどの子どもたちの参加がありました。「いったい何をつくるのかな?」。みんな興味しんしんです。
まずは座学からスタート。「吹く」という行為や「矢」という道具の使い方から、きょうの工作でつくる「吹き矢」のしくみを説明。
(『キミにも作れる! 伝承おもちゃ&おしゃれ手工芸』26ページ収録)
むかしは忍者が武器として使い、現在でも、ボルネオ島では鳥やサルを捕獲するための道具として使われていることも紹介されました。
つぎは、吹きつづけられる息によってだんだんスピードが増した矢が、筒を勢いよく飛び出すという吹き矢のしくみを体感。ストローの筒と綿棒の矢で簡単な吹き矢をつくり、筒の長さを変えるとどうなるか、矢を筒の出口近くに入れて吹くとどうなるか、など、条件を変えながら試しました。
いよいよ工作の時間です。
「宝物になる吹き矢をつくるからね」。平林さんが筒に張る美しい和紙を見せると、子どもたちから「きれい!」「あれがいい!」と歓声が上がりました。ボンドを塗った和紙を筒に張る、手巻き寿司の要領で折り紙を円錐状に巻く、単純なようで、コツや集中力のいる作業です。子どもたちは、失敗してもあきらめずに、最後までていねいにつくっていました。どの子も無事、完成にたどり着きました。
最後は、完成した吹き矢で的当て大会。早く遊びたくてうずうずしていた子どもたちは、大騒ぎで盛り上がりました。いきなり命中させる子もいれば、うまくいかなくて不思議がる子も。原因を考えながら手を加え、改良していました。
自慢のおもちゃができ、夏休みのいい思い出になったようです。