
サヨナラ、学校化社会
東大生をも覆う評価不安。母親たちの苦しい子育て。「将来のために今を耐える」学校的生き方は終わった。自分が「面白い」とうなずける生き方を誰もが獲得するために、上野千鶴子が学校と教育を斬った語っ...
- 2002年04月発行
- 四六判・並製 200ページ
- 本体 1750円+税
- ISBN 978-4-8118-0666-2
- C0036
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東大生をも覆う評価不安。母親たちの苦しい子育て。「将来のために今を耐える」学校的生き方は終わった。自分が「面白い」とうなずける生き方を誰もが獲得するために、上野千鶴子が学校と教育を斬った語っ...
日本の三大ドヤ街の一つ、横浜寿町。教育の機会を奪われ、読み書きができないために地を這うように生きてきた人々がいる。この街で識字学校を主宰する著者と、文字を学ぼうとする人々との交流、彼らが書い...
学校が「地域のヘソ」になった! 人的ネットワーク、施設活用、プログラム、そのすべてで先駆的実践を築いた習志野市・秋津コミュニティ。教師も親も子どもも楽しく、持続可能な方法で。その秘訣と実例...
高校生がメディアを逆取材インタビュー! 冤罪報道はなぜ起こったか。学校そばで起きた事件に疑問を抱いた高校生たちが報道記者の証言集を制作、過熱する事件報道の原点を読み解く渾身のドキュメント。...
子どもたちが集まって、ひとつのことがらを、協働的に、持続的に、かつ知的に追究できる場として、学校以外に現在、どのような場があるだろうか。出口のみえない学力論争を超え、「人として育つ」ための学...
子どもが本と出会うとき、「事件」は起きる。職員室天井破り事件、カイコに迫る危機、おめでとうクッキーの謎……。日常の小さな「事件」から、子どもの願いや秘密が見えてくる。教室で、図書室で、親子で...
教師に「いじめ」を仕掛けることによって教育を「再生」しようとしているかに見える国家権力の重圧の下で、みずからの仕事の原点を見定め、そこに立ち返ろうとする教師たちの思いはかえって強く、切実なも...
全国学力テスト、成績ランク公開、学校監査……。プレッシャーのもと、貧困地域で子どもたちの“ライフ・チャンス”を広げるために学校は奮闘し、確かな実績をあげる。校長と教職員たちの日常を追った、イ...
「大阪・道頓堀事件」から14年。子どもたちによる「ホームレス」襲撃はやまない。ときに命さえ奪う弱者嫌悪の根源に迫ったルポ。川崎の教育現場にはじまる取り組みとその後の事件・動向を、前著に大幅加...
子どもとの関わりのなかで、人はいかにして「教師になる」のか。自らの職業倫理に基づいて強制に抗った13人への詳細な聴きとりを通じ、彼らの教育観を伝え、その葛藤のありようを精神医学の視点から読み...
人間の非人間化に抗い、自由への翻身の契機を探りつづけたブラジルの教育思想家パウロ・フレイレ。「現代の古典」ともいわれ、世界中で読み継がれているその主著を読み解く。ポルトガル語版オリジナル・テ...
「同じ」ということの意味から数概念を獲得する学習をはじめ、“5-2進法”で数概念を一気に99まで広げ、2桁の数を習得してから筆算に入る。小さな数の反復練習をする特別支援教育とは一線を画する、...
俵万智の「サラダ記念日」へ恋の返歌をつくる、まだあげ初めし前髪の“きみ”の目線で島崎藤村の「初恋」を書きかえる、森の中で木に向かって谷川俊太郎の「き」を読む…など、選りすぐりの授業とみずみず...
音楽室・理科室・家庭科室・図書室。最初にできた特別教室は? 校舎の移り変わりをたどっていくと、隠れた歴史がみえてくる! 特別教室から南太平洋ヤップ島の石貨まで、歴史の楽しさをダイナミックに感...
豚は食べられるために生まれてくるの? 子豚たちのかわいい写真で幕を開けた授業は急展開。「いのち」を食べることの意味って? 豚肉、コンビニ弁当、水道水……。身近なモノから世界につながる、驚き連...
子ども俳句のコンテスト応募者20万人。みずみずしく独創的な表現は、子どもも大人も魅きつけます。子ども俳句から出発し、「ごんぎつね」など物語による俳句指導に至るまで、国語教室でだれでもできる俳...
にわとりを川原で狩り、殺して食べる。『原発ジプシー』の堀江邦夫さんを教室に迎え、労働者が被曝する現実を知る。同じ哺乳類であるブタを解体して食べ、いのちと性、人間とは何かを考える。1981〜8...
電気も選んで買える? 夏でも4℃を保つ非電化冷蔵庫って? さまざまな角度からエネルギーについて考え、放射線とは何かをきちんと知って身を守る。原発事故後の世界を生きるために、子どもとともに学び...
私たちは、何に、どう気をつけて、生活していけばいいの?─子ども自身が学べる日々の注意点と、放射線の基礎知識。大人も迷う除染の進め方や「数値」とのつきあい方。子どもと大人が一緒に学べる、みんな...
自分の悲しみや無力さを中心に地球が回っているという「精神の天動説」ではなく、自分自身が世界とともに動いていて、動く世界のなかに存在しているのだという「精神の地動説」に気づくために──。 ア...
古代文字を使ったクイズやゲーム、紙コップで作る漢字ルーレットなど、すぐ使える素材と遊び方の手引き。教育県・福井の漢字講座とワークショップから厳選しました。子どもにも大人にも大人気。白川文字学...
教師はもっと子どもに任せていい── 子どもが動けば、クラスはもっとうまくいく! 日常の問題から、いじめや不登校まで、教師の手に負えないクラスの難題が、子どもの奇想天外のアイデアで解決され...
「保護者の義務だからしょうがない」「これまでの慣例だから……」それ、ホント? 「役員にかかる大きな負担を前提としたやり方」「意義の薄い活動」をキッパリやめ、ラクに...
世界各地の社会運動のなかで、もっとも熱く語り交わされている 二人の思想家の行為と言説を横断的に分析し、かつ批判的に相対化しつつ、 グローバル資本主義の下で社会の変革を追求する成人教育の今...
かつて、日本社会は教育にも働き方にも「ゆとり」を強く希求したはずだった。 なぜ「ゆとり世代」は叩かれねばならなかったのか──。 長年にわたりバッシングを受け、いまや世代論における罵倒のかた...
虹があらわれる気象条件、水滴による作用の光学的理解、さまざまな形態の虹への数理解析……。あらたな発見と疑問が、知れば知るほどあらわれる魅惑の現象、「虹」。その魅力...
死に体になっている日本の学校を生き返らせるには? 著者の〈学校の原風景〉から掘りおこし、学校を小さな共同体へ再編成するための提案、教師・教育の再生をもたらす癒しやケアの教育原理を明らかにする...
世の中の多くの人が、教育に関心や意見をもっている現代の日本。 居酒屋談義から、ネット上でのTwitterやSNSにブログまで、 テレビをつければ、バラエティから、政治家による討論まで、 関心...
人間は立つこと、歩くこと、しゃべることを身につけていくのと同じ道筋をたどって、読み書きを学ぶことができる。すなわち実験的模索によってそれを学ぶのだ──。 娘バルの記録を生き生きとたどりつつ...
子どもが人間らしく育たない、といわれる危機的な事態に、人間とはなにか、なぜひとは学ぶのか、学校とはなにかを根源的にとらえなおし、私たち親や教師が、いま、なにをしなければならないかを語りかける...
詩と出会った中学生たち。どれほど深く詩の世界を感得し、それを自分自身の生き方にとりこんで読み、味わい、楽しむか。子どもが心を開いたとき、その個性的でみずみずしい感性がほとばしる。無着成恭の授...
1994年、高校家庭科男女共修化。 その年に44歳で女子大に通い、僕は化学教師から家庭科教師になった─。 共稼ぎの家事育児に悪戦苦闘し、男も暮らしの技術と能力をもつ必要性を痛感した。暮らし...
資料をみせるだけなんてもったいない! Microsoft PowerPointをクリエイティブに使えば、ワクワクする学びをつくることができる! 教科指導から特別支援まで多様な現場に対応でき...
学校事務ができることは、こんなにある! 学校事務の可能性を広げる著者が、これからの公教育における事務職員のカタチを描き出す。 ☆教材選定のしくみづくりで教員をサポート ☆公費の出せる範囲を...
ナゾの組織がクリアにわかる! いつのまにか増えている仕事、保護者の対立が泥沼化する理由、ポイント制の罠など、負の連鎖がおこる仕組みを解明。「意外と悪くなかったPTA」となるための出口はどこに...
しりとり、回文、だじゃれにことわざ、CMコピーや詩作品─。教科書教材にもとりあげられる、古くてあたらしい表現活動「ことば遊び」。小学校教員として、「ことば遊び」の教育実践を長年続けてきた第一...
遠山啓とはなにものか──。 1950年代から60年代、いまも読み継がれる『無限と連続』『数学入門』を著し、数学教育の改革を提唱して「水道方式」「量の体系」を創出。 障害児への教科教育の道を...
クラスの惨状をどれだけ訴えても、原因を探ることもなく、動かない。個人情報をタテに何も教えてくれず、紋切り型の回答がくり返される。保護者は何もわからず、何の解決もしないまま、子どもに「いじめ撲...
子ども・若者をめぐる身体論、学びにおける身体と言葉、〈学力〉から〈学び〉への転換、学校・授業改革をどうしたらよいか……。現代の学校の危機を超え、教育のパラダイムを決定的に転換する多様な方途を...
近代日本に強烈な求心力と滅びへの道をもたらした教育勅語。 1890年のエリートたちがつくりだした「名文」には、何が書かれているのか。315字の一字一句の意味と文章の構造をあきらかにし、その...
テストの点数による序列・選別は、貴賎・貧富につぐ第三の差別である。この賢愚による差別を生む序列主義を超えて、自立する人間を育てる教育・学問のあり方を追求する。朝日新聞評……テストや評価という...
子どもの権利条約批准から30年。 だが、教育基本法や少年法の改正を経て、 「寛容なき厳罰主義」が推し進められてきた。回り道をしながら育つことが困難な時代に、司法は子どもの権利にどうかかわって...