○1冊の本で分数の全体がわかる 現在の小学校では、分数の書き方が4年生で登場し、同分母分数のたし算・引き算を5年生でやり、通分・約分と本格的な四則計算は6年生でおこなうという方式をとっています。しかし分数の本質がわかれば、個々の計算方法はしぜんに導きだせるのです。 分数の苦手なお子さんにとくにおすすめしたい本です。
○「共測性量分数」の理論にもとづき、分数のしくみと量がイメージできる この本では、分数とは単位になる量(1メートルなど)と、計測したい量の共通尺度をあらわす方法であると定義しています。そこから発展して、さらにほかの分数との共通尺度を探すのが通分、いちばん大きな共通尺度になおすのが約分、タテに1あたり量、ヨコにいくつ分の量をとった長方形の面積をはかる共通尺度を探すのが分数のかけ算、というようにスジの一本きれいにとおった論理でつくられています。 そして、算数最大の難関ともいえる分数のわり算も、「らくらく算数ブック」シリーズの最大の特長である”タイル図”を変換することによって、なぜ「ひっくり返してかける」のかが、すんなりとわかるように説明されています。
○銀林浩先生(数学教育協議会元委員長・明治大学名誉教授)推薦 分数の教え方にもさまざまなやり方がありますが、具体的な量のイメージから出発するこの本は、「分数の本当の意味がわかる本」との評価をいただいています。分数の計算を具体的な量のイメージににもとづいて学べば、たとえ計算の方法を忘れてしまっても、量のイメージに立ちもどって考えることによって、自分の力で計算方法を再発見できるようになります。
○著者は現職の小学校教師 これらの分数の教え方が、子どもの分数理解に大きく力を持つことは、著者自身の教室での実践で証明されています。分数の教え方に悩む教員にも、授業のネタ本としておすすめします。
○物語じたてで、学習意欲をそそる この分数の学習の構造を、ローマ帝国期の地中海世界を旅するという物語のなかに入れこみ、床石貼りやしっくい塗りといった具体的な問題として提示することで、子どもたちのイメージを広げ、学習意欲を高めるようにしました。
○独特の世界にひきこむ魅力的なイラスト イラストを執筆した山村浩二さんは、世界的なアニメーション作家であり、NHK教育テレビや青山「こどもの城」のイメージ・キャラクターで、子どもたちの強力な支持を集めています。そのひとくせもふたくせもあるキャラクターたちが、歴史世界を重層的に、魅力的に見せています。
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