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「ホームレス」襲撃事件
“弱者いじめ”の連鎖を断つ |
北村 年子●著 |
■1997年10月発行
■四六判 240ページ
■本体2200円+税
■ISBN4-8118-0641-7 C0036 |
大阪・戎橋で起こった「ホームレス」襲撃事件。主犯とされた元いじめられっ子で障害をもつゼロは、なぜ「ホームレス」を嫌悪し、生命を奪ったのか? 弱者が弱者を襲ういじめの連鎖。それを断ち切り、いじめ社会をのりこえていく若者たちをルポする。
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■おもな目次
プロローグ◎「ホームレス殺人」事件の審理開始/金髪ゼロの指名手配写真 i ……“事件”の原風景 被災地・神戸の金髪少年 道頓堀の“橋の子”たち 「人間」の街・釜ヶ崎 路上に生きた命 ii……“弱者いじめ”の連鎖 “いじめ連鎖”という地獄 奪われた自尊感情 拘置所から届いた手紙 いじめる側の真意 強者からの断罪 いのちへの手紙 エピローグ◎ゼロを支える友情/敵のなかに味方をつくる
■著者紹介
北村 年子(キタムラ トシコ) 1962年、滋賀県生まれ。文芸誌、女性誌の編集者をへて、ルポ・ライターになる。 女性・子ども・性をテーマに執筆活動を行なう一方で、思春期電話相談員やラジオDJなどとしても活躍し、つねに若い世代とかかわりつづけている。また、女性問題や若い男女、親たちを対象とした講座やセミナーの講師・企画コーディネーターとしても精力的に活動している。 ◎おもな著書 『少女宣言』(長征社)、『たった5つの冴えたやりかた』(シンコーミュージック)。共著に『いじめ、いま親にできること』(木馬書館)、『戸籍から「個籍」へ』(ゆじょんとブックレット)などがある。
■関連記事
上野千鶴子さん推薦 いじめ。セクハラ。幼児虐待。私たちの関心はどうしていつも被害者に向かうのだろう。ほんとうの「闇」は、加害者の方が抱えているというのに。 95年大阪道頓堀川「ホームレス」殺人事件を追って、「死んでしまった人」「殺してしまった奴」の双方に心を寄せながら、弱い者が弱い者を攻撃するやりきれなさを、北村さんは現場に身を投じて解きほぐそうとする。加害書の青年“ゼロ”の闇に届きたい、と願う彼女がたどりついたのは、人を選別する社会、自尊の感情を根こそぎ奪うこの社会の「闇」だ。青年“ゼロ”は、あなたの隣にもいる。「渾身の一冊」は誇大広告ではない。ルポライターにとって十年に一冊、書けるかどうかの作品。『少女宣言』の北村年子が、そのはりつめた感性で、少年・少女の生と切り結んだ比類のない記録。
■関連ホームページ
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