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  危ない公文式早期教育
危ない公文式早期教育
 
保坂 展人●著
■1994年05月発行
■四六判 208ページ
■本体1800円+税
■ISBN4-8118-0627-1 C0036
2歳からの読書、優秀児を育てるために四六時中、胎児への読み聞かせ。小学生が方程式を解けると大宣伝している公文。その優秀児の10年後の追跡調査、教室の指導者たちの証言。幼児からのインプット漬けで、子どもはほんとうに賢くなるのか?
在庫なし

■おもな目次

プロローグ--早期教育は“危ない橋”わたり
 不安な母親に早期教育という妖怪がとりつく
 乳幼児から順位と競争の“危ない橋”をわたる
 21世紀の日本の企業では“偏差値秀才”はいらない

「1」-公文式という名の子育て脅迫状
「2」-インプット漬けにされた子どもたちの異変
「3」-早期教育ブームに揺れる母親たち
「4」-早期教育の渦中でほんろうされる親子
「5」-悩みゆれうごく教室の指導者たち
「6」-会長・公文公氏の教育理念なしの商売
「7」-指導者の犠牲で成り立つ公文式経営
「8」-公文“優秀児”のその後-追跡調査

エピローグ--子ども激減で学校は大転換
 子ども激減期を迎えて、学校も教育業界も大転換する
 子どもの数が減れば減るほど、競争が煽られる
 社会と学校の大転換期のなかで、丸暗記型能力は遺物化していく
 本家のアメリカでも早期教育に危険信号が出されている
■著者紹介

保坂 展人(ホサカ ノブト)
1955年、宮城県仙台市生まれ。
中学校在学中の政治活動と学校批判をめぐって、1927年に内申書裁判の原告となり16年間争う。
1980年ごろから中・高生の生の声を取材し、そのレポート活動から「元気印」の流行語を生む。
1993年から若者を対象にした文章表現塾を中心に、「ほっと塾」を主宰。
◎おもな著書
『カオスの海を渡るには』(群羊社)、『子どもの消える日』(労働教育センター)、『いじめの光景』(集英社文庫)、『先輩が怖い!』(編著、リヨン社)、『ちょっと待って!早期教育』(学陽書房)、『THE中退』(編著、アサヒ1テーマ・マガジン)
ビデオ映像作家として『子どもの権利条約を子どもへ!』(1994)、『エイズ、本当に怖いのは何か』(1993)、『居場所・フリースクールガイド(1992)などを制作。
中・高生、若者向けテレホンサービス『ハート・ボイス』を運営
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