旅する名前
私のハンメは海を渡ってやってきた
雨宮処凛さん(作家)評 名前が変わるとは、いったいどういうことだろう。人から様々な名前で呼ばれるというのは、どんな気持ちだろう。逆にそのことは、自分自身の「核」を強く意識させることに...
- 2007年08月発行
- 四六判・並製 192ページ
- 本体 1800円+税
- ISBN 978-4-8118-0724-9
- C0036
4歳になる孫から「ハンメちゃん」と呼ばれ、悦んでいる。
ハンメとは、韓国の南の地方の方言。
いわゆる「標準語」では、ハルモニ(祖母)。
私が幼い頃、祖母をハンメと呼んでいた。
懐かしく、あたたかい響き。
手放すことはできなかった。
今後の老年期を謳歌すべく奮闘中の「道端のたんぽぽおばさん」。
たんぽぽの種のように、私の想い、自由にどこまでも飛んでいけ。
1953年、東京都生まれ。
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雨宮処凛さん(作家)評 名前が変わるとは、いったいどういうことだろう。人から様々な名前で呼ばれるというのは、どんな気持ちだろう。逆にそのことは、自分自身の「核」を強く意識させることに...