地域で障害者と共生五十年
ともに生き,ともに老いる
日本の障害児者福祉と教育の草分け的存在である著者が、実践の50年を整理し全体像を描いた。その仕事の原点には、荒れ地を拓き、田畑を耕し、ブタを飼い、自力で地域につくりだした共同生活がある。...
1931年、五島列島・小値賀島で生まれ、平戸に育つ。
1950年から32年間にわたり、山口・長崎両県の小学校教員。1982年より純心女子短期大学、長崎純心大学、九州看護福祉大学大学院に教授としてつとめ、2008年3月退職。現在、長崎純心大学客員教授。
1962年から2000年まで、自宅(なずな園)に発達遅滞、脳性まひ、てんかん、自閉症、分裂症、神経症などをもつ人を常時10名前後受け入れ、農業をしながら共同生活を送る。
著書に『障害児教育の仕事』(ミネルヴァ書房)、『障害者と泣き笑い三十年』『地域で障害者と共生五十年』(ともに小社)など十数冊がある。
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日本の障害児者福祉と教育の草分け的存在である著者が、実践の50年を整理し全体像を描いた。その仕事の原点には、荒れ地を拓き、田畑を耕し、ブタを飼い、自力で地域につくりだした共同生活がある。...
カラオケ名人のユキオ、毎日、絵日記を描くマツコ、女性の名まえ収集家のユタカ……。農牧をしながらつくりあげた障害者との共同生活。そのなかから生まれる一人ひとりの小さなドラマを哀歓をこめた文章と...