谷川俊太郎(たにかわしゅんたろう)
詩人。一九三一年、東京生まれ。十八歳のときに書いた詩『ネロ他五篇』が文芸誌に掲載され、注目を浴びる。二十一歳のとき、第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。翌年、『六十二のソネット』を刊行。同人誌『櫂』に参加。六〇年代頃より実験的な手法をもちいた詩作品を多く発表するほか、ラジオ・ドラマや演劇のシナリオ、レコードの作詞、エッセイなど幅ひろく手がける。また、『ことばあそびうた』『わらべうた』『マザー・グースのうた』など、子どものうたや絵本の作品も多い。さまざまな試みで日本語の詩の世界の豊かさを広げつづけてきた。詩集『定義』『コカコーラ・レッスン』『手紙』『女に』『はだか』『みみをすます』『モーツァルトを聴く人』『世間知ラズ』など、作品多数。