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本よみキッズの事件簿
子どもと本と、ときどき大人

本よみキッズの事件簿 子どもと本と、ときどき大人

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本よみキッズの事件簿
子どもと本と、ときどき大人

発行日 2007年03月発行
判型 四六判・並製
頁数 240ページ
価格 本体1800円+税
ISBN ISBN978-4-8118-0723-2
Cコード C8000

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内容

子どもが本と出会うとき、「事件」は起きる。職員室天井破り事件、カイコに迫る危機、おめでとうクッキーの謎……。日常の小さな「事件」から、子どもの願いや秘密が見えてくる。教室で、図書室で、親子で、読んだ語った44冊。

目次

はじまりの章──本の風穴
優等生で裏番、ユミちゃんのユーウツ……『マリア探偵社 消えたCMタレント』
きのうころした一万びきのせんせい……『やぎとライオン』
子どもがこぞって尊敬する、かなり変な大人……『ムジナ探偵局』

1章◆本の学級──教室で読んだ、みんなで読んだ
新一年生、はじめて図書室に来る……『999ひきのきょうだいのおひっこし』
ちょっぴり泣きたい新入生……『くんちゃんのはじめてのがっこう』『10までかぞえられるこやぎ』
つくってみない? 奇想天外な選択肢……『ねえ、どれがいい?』
晴れた日には鉄筋校舎を抜けだして……『バーバパパのがっこう』
四年一組・校内魔界探検隊……『幽霊屋敷レストラン』
エスカレートする災難をおおいに笑う……『ものぐさトミー』
料理できるぜ、十歳の名コックたち……『おいしくつくっておやつのじかん』
男の子の性を語る、ありがたい助っ人……『おちんちんの話』
カイコを救え! 絵本を追って猛ダッシュ……『カイコの絵本』
激論! チーズは正当な報酬か……『ねずみのとうさんアナトール』
応援したい、一途なオトコの恋心……『たこやきハマちゃん大ピンチ!』
ばあちゃんも父ちゃんも踏んだ「ゆきみち」……『ゆきみち』
親子で読んだ
できごといっぱいの小さな散歩……『でんしゃがくるよ!』
いつもあなたを見ているよ……『アンジェリーナはバレリーナ』

2章◆本の贈り物──わたしのためにあった物語
ひとりの月夜にやってきた友だち……『おやすみ、わにのキラキラくん』
母さん恋しいギャングエイジ……『半月館のひみつ』
午後の図書室での一期一会……『おかあさんがおかあさんになった日』
結末が心配で待てなかったカッちゃん……『なまけものの王さまとかしこい王女のお話』
アキオくんの特別なズボン……『ちびくろ・さんぼ』
ミシンカタカタ、せつないワンピース……『わたしのワンピース』
親子で読んだ
むなしさや孤独を考えはじめる年ごろに……『ビッグバンのてんじくネズミ』
しかたなく冒険に出る弱気なところが好き……『リンの谷のローワン』シリーズ
だいじょうぶ、友だちはきっとできる……『友だち』

3章◆本の五感──からだことば・ことばあそび
読み聞かせおじさん登場!……『これはのみのぴこ』
ヤスオちゃんの傑作紙芝居……『カニ ツンツン』
テッちゃんに教わった「歌い読み」……『さる・るるる』
「かおかお、どんなかお?」でコミュニケーション……『かおかおどんなかお』
ヨシくんの感覚世界にベストマッチした一冊……『みんなうんち』
親子で読んだ
心をくすぐる言いかえゲーム……『ぜったいたべないからね』
エレベーターでハワイにいってみませんか……『よりみちエレベーター』

4章◆本の磁場──友だち、このやっかいで大切なもの
「人気者」になびかない子のたのしみ……『にんきもののひけつ』
女子グループのパワーゲームを解きほぐす魔法……『小さい魔女』
教室にぞくぞく増殖する暗黒色の表紙……『ダレン・シャン』シリーズ
「だれとでも仲よく」なんて無責任……『いじわるブッチー』
「好き、ときどききらい」のココロ……『すき ときどき きらい』
エミちゃんのくれた「クッキー騒動」……『クマくんのおめでとうクッキー』
大人は避けそうな見た目がミソ……『デルトラ・クエスト』シリーズ
「伝えられないもどかしさ」への共感……『きよしこ』
あばれんぼうのイダくんが流した涙……『どろんこようちえん』
「びりっかす」たちのつかんだ尊厳と連帯……『びりっかすの神さま』

解説 生命はずみだすドラマ 大田堯

著者紹介

子ども発見ライブラリー(こどもはっけんらいぶらりー)

教師・親・司書と、多様な立場で子どもとのかかわりをもつメンバーが、そのなかで発見した子どもの姿と本の魅力を書き、語りあうサークル。

福家珠美(ふくやたまみ)

1963年生まれ。北陸、関西、関東の小学校、養護学校勤務を経て、神奈川県内の公立小学校教諭。特別支援学級担任。好きな仕事を続けてこられたのは献身的な夫のおかげ。夢は「ばばばあちゃん」みたいな暮らし。小学生時代大好きだった作家はH・A・レイ、プロイスラー、リンドグレーン、ケストナー、ベルヌ。著書に『図書館大好き1年生──絵本と育つ子どもたち』(かもがわ出版)。好きなことは歌う、踊る、走る、泳ぐ、遊ぶ、食べる!

橋之口哲徳(はしのくちてつのり)

1963年生まれ。電機メーカー勤務。小学六年の男の子と小学四年の女の子の父親。地域に開かれた保育園の実現や子育て支援活動で活躍されてきた新澤誠治さんにあこがれ、保育士資格を取得。将来に活かしたいと考えている。子どもの本のなかでも、とくに、小学校高学年向けの児童文学とYAが好き。好きなもの=パット・メセニー、村上"ポンタ"秀一、バンドで演奏していたりライブで音楽を聴いていたりして稀に体験する背筋がゾクゾクとする感じ。

徐奈美(じょなみ)

1967年生まれ。私立小学校司書教諭。小学校の図書室に先生がいるのがあたりまえと思って幸せな小学校生活を送る。そのころ、リスのゲルランゲや、ドリトル先生、そしてノンちゃんと出会う。著書に『児童図書館のあゆみ──児童図書館研究会50年史』(共著、教育史料出版会)、『読書のアニマシオン』(共著、児童図書館研究会)。児童図書館研究会会員。好きなもの=旅、テニス、料理、茶、ライブもの(芝居でも音楽でも落語でも、まさにナマモノ!)、松ぼっくり。

長谷部香苗(はせべかなえ)

1972年生まれ。公共図書館嘱託員を経て都内私立小学校図書室に勤務。小学生で司書に憧れたことを、大学入学後のガイダンスを受けて思い出す。その後もなぜか児童書担当、学校図書館と勤めることができ、さらに子ども発見ライブラリーにも出会った強運の持ち主。小学生のころは、母の大事にしていたマザー・グースの絵本にいたずら書きをし、コロボックルが周りにいるのではと気になり、大きな森の小さな家の食事に惹かれ、近所の猫のしっぽをひっぱっていたっけ。

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