子どもの自分くずし,その後
“深層の物語”を読みひらく
子どもの自分くずし,その後
“深層の物語”を読みひらく
発行日 |
1998年04月発行 |
判型 |
四六判・上製 |
頁数 |
232ページ |
価格 |
本体 2000円+税 |
ISBN |
ISBN978-4-8118-0645-7 |
Cコード |
C0036 |
いま、不登校もいじめも、子ども・若者問題を解き明かすには、そこに秘められた深層の物語を読みひらかなくては見てとれない。そこにはからだとこころの危機がある。『子どもの自分くずしと自分つくり』の続編。
プロローグ 遍歴から再生へ
I 生まれること、死ぬこと
1ある親への手紙 親と子のイニシエーション劇
2生まれること、死ぬこと
3神戸児童殺害事件を解き明かす おとなは子どもに何を語るか
II “深層の物語”を読みひらく
1閉ざされた“深層の物語”へ
2子どもの“深層の物語”を読みひらく
3なぜ小学高学年の子どもたちが荒れるのか
III “からだとこころ”の異変
1子ども・若者の“からだとこころ”の異変
2人間存在の基底の危機的状況
3くずれゆく子どもの人格
4人間存在としての全体性の回復
IV 不登校・いじめを超えて
1登校・不登校の新しい段階
2いじめ問題とはなにか
3子どもの生活世界の政治化
エピローグ ある教師への手紙 新しい旅立ち
竹内常一(たけうちつねかず)
1935年生まれ。教育学。國學院大学名誉教授
全国高校生活指導研究協議会常任委員会代表
全国生活指導研究協議会常任委員
主著として『生活指導の理論』(明治図書・1971)、『教育への構造』(高文研・1976)
『若い教師への手紙』(高文研・1983)、『学級集団づくりのための12章』(日本標準・1987)、『子どもの自分くずしと自分つくり』(東京大学出版・1987)、『日本の学校のゆくえ』(太郎次郎社・1993)、『10代との対話 学校てなあに』(青木書店・1994)、『竹内常一 教育のしごと』全5巻(青木書店・1995)などがある。