からだで、おはなし
親と子のふれあい体操
からだで、おはなし
親と子のふれあい体操
発行日 |
1994年04月発行 |
判型 |
四六判・上製 |
頁数 |
208ページ |
価格 |
本体 2000円+税 |
ISBN |
ISBN978-4-8118-0626-6 |
Cコード |
C0036 |
時代の歪みを身体とこころでもろに受けとめ反乱をおこしはじめた子どもたちに、しなやかな身体とこころをとりもどす体操。体操をとおして子どもの心身と親子の関係が拓かれ、癒される。
プロローグ(はじめの輪体操)
輪になって“コンニチハァ”
首を大きく、ゆっくりまわす
しゃがんで、すっと立つ
からだをゆらして、声をだす
大きな“あ”、小さな“あ”
ちょうちょで、ひらひら
I からだをほぐす
「1」(ふれあいマッサージ)
赤ん坊に退行し、母親にべったり甘えだす子ども
「2」(ゆったり脱力)
からだの緊張がとけず、あおむけになっても気をつけしたままの子ども
「3」(ごろごろきゅうりもみ)
幼稚園では“いい子”でも、家ではわざとぐずる子ども
「4」(ねにょう)
からだを相手にまかせられず、ふれられるとかためてしまう子ども
「5」(にょろ後転)
マットのまえに、立つことができない子ども
「6」(ゆらゆらゆりかご)
「7」(ふんわりさかだち)
新しいことができると、興奮して泣きさけぶ子ども
エピローグ(おわりの輪体操)
穴に向かって“おーい”
ごきぶりになって、“アーブラブラ”
つながりあって、“もしもしかめよ”
寝て起きて、“ぎっちらこー”
にょろ後転で、“さようならー”
1947年、堺市に生まれる。大学卒業後、竹内敏晴のレッスン、野口三千三氏の体操に出会い、からだ・こころ・こえに対する新しい感覚に目覚める。
その後、人と人との交流による自己成長のワークショップにも参加。竹内・野口両氏の実践に学びつつ、やがて自身もトレーナーとしての活動をはじめる。
現在、障害児・ぜんそく児のからだ・こころ・こえを育てるレッスンを指導。ボディーワークを基礎に、サイコセラピー、演劇、ダンスなどを柔軟にとりいれた独自のレッスンを創造し、「癒しのワークショップ」を各地で行っている。「大阪からだとこころの出会いの会」主宰。
著書に『癒しのワークショップ』『ワークショップ人と人との「あいだ」』『からだで、おはなし──親と子のふれあい体操』(以上、小社刊)、『癒しのボディワーク』(創森出版)。『女のエロス 男のエロス』(青弓社)など。
山村浩二(やまむらこうじ)
1964年生まれ。アニメーション作家。
多彩な技法で多くの短編アニメーションを制作。『頭山』がアニメーション映画祭の最高峰のアヌシー、ザグレブ、広島をはじめ6つのグランプリを受賞、第75回アカデミー賞にノミネートされる。また『カフカ 田舎医者』がオタワ、シュトゥットガルト、広島など7つのグランプリを受賞。国際的な受賞は60を超える。
代表作はほかに『カロとピヨブプト』『パクシ』『ジュビリー』『年をとった鰐』など。
ヤマムラアニメーション代表、国際アニメーションフィルム協会日本支部理事、日本アニメーション協会副会長、東京造形大学客員教授、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授。