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地球はどこへ行く?
ゴルフ場・再生紙・缶コーヒー・エビの授業

地球はどこへ行く? ゴルフ場・再生紙・缶コーヒー・エビの授業

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地球はどこへ行く?
ゴルフ場・再生紙・缶コーヒー・エビの授業

発行日 1993年07月発行
判型 四六判・上製
頁数 200ページ
価格 本体 2000円+税
ISBN ISBN978-4-8118-0104-9
Cコード C0036

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内容

ほんのちょっとした便利さや、快適な生活は、どのような代償のうえになりたっているのか。地球の反対側ではどんな事態になっているか。われわれの生活の異常さを浮きぼりにする事実を、子どもたちに投げかけた授業集。

目次

I……ゴルフ場から地球が見える
[授業]ゴルフ場って、なんだ?……千葉保
    地球の皮をはぐゴルフ場
 神奈川県にゴルフ場は、いくつある?/会員権は一人1億4千万円もする/
 ぼくらの飲み水にも除草剤がまじってる?/国立・国定公園までゴルフ場になっちゃう!
[ドキュメント]ゴルフ場開発の最前線……依田彦三郎
 水道水源地帯が“ゴルフ場銀座”と化す/キノコ狩りをよそおって、ゴルフ場造成地に侵入する/
 泥水の流出で川の生態系がくずされている/150ヘクタールもの里山を、なぜ立入禁止にするのか/
[授業]グリーンは生物を滅ぼす……平林浩
    雑草・害虫ってなんだ?
 12種類の草のうち、雑草はどれ?/10種類の虫のうち、害虫はどれ?/ミミズは害虫か?益虫か?/
 ゴルフ場では、どれが雑草で害虫か?/一つの草に使う除草剤は28種類

II……再生紙から地球が見える
   再生紙は環境にやさしい紙か……依田彦三郎
   大流行のリサイクル運動、その虚と実
 紙の大量消費は文化破壊のバロメーター/世界における紙の不公平な消費/紙の用途によるムダ使い/
 再生紙とはなにか、どのようにしてできるか/リサイクルで大量消費が免除されている
[授業]売れなかった本のゆくえ……千葉保
    再生紙は、いいことだらけ?
 一年間に出版された本を積み重ねると、富士山の何倍?/書店で売れなかった本は、どうなる?/
 再生紙って、ほんとにいいことだらけ?/それでも地球はなんとかなる?

III……あき缶から地球が見える
[授業]どれがおいしい、コカコーラ?……千葉保
    ビン、カン、ペットボトル
コカコーラの会社に手紙を書いて質問する/コーラは世界中で、一日に何杯、飲まれている?/
 アルミ缶一個を作って、冷やして、飲むのに、使う電力は?/日本のアルミ缶が、アマゾンの熱帯林を破壊する?
[授業]缶コーヒーから見えてくる南北問題……鈴木和夫
    子どもたちの“国際会議”をひらく
 日本は原料ベルト地帯の50か国から輸入している/なぜ、国によって輸入価格や数量に差がある?/
 エチオピア、ジャマイカ、インドネシア、日本など六か国に分かれて/議論はものわかれに/これからも続く子どもたちの“国際会議”

IV……食卓から地球が見える
[授業]食料は、どこから来るの?……善元幸夫
    子どもの眼で見る現代
食卓のおかずの八割以上が輸入品だ!/エビの値段はどうして安くなったの?/
 自分で養殖したエビなのに、食べられない!/食料供給国の子どもの暮らしは?
[授業]エビと日本人……加藤達郎
    日本の大量消費社会を支えるアジアの人びと
 豊かな食卓を見直すために/日本人が食べるエビはどこから来る?/トロール船漁で、海の底はどうなる?/
 エビを食べれば食べるほど、熱帯雨林が消えていく/身近な素材からアジアを知る

[解説]われわれの生活を浮き彫りにする……里見実
 アルミ缶と熱帯雨林のつながりを問う/ゴミは日本という名の夢の島に蓄積される/授業という形式を問い直す

著者紹介

里見実(さとみみのる)

1936年生まれ。1965年から2007年まで國學院大學に勤務したのち、現在は現代教育思想や中南米演劇などの研究と翻訳に取り組む。
おもな著書に『パウロ・フレイレ「被抑圧者の教育学」を読む』、『働くことと学ぶこと』、『学ぶことを学ぶ』、『学校でこそできることとは、なんだろうか』、『学校を「非学校化」する』(以上、小社刊)、『ラテンアメリカの新しい伝統』(晶文社)、『タイにおける地域再生運動に学ぶ』(農文協)など多数。
おもな訳書に、パウロ・フレイレ『希望の教育学』、ピーター・メイヨー『グラムシとフレイレ』(以上、小社刊)、ベル・フックス『とびこえよ、その囲いを』(監訳、新水社)、アウグスト・ボアール『被抑圧者の演劇』(晶文社)などが、共訳書にパウロ・フレイレ『伝達か対話か』、モアシル・ガドッチ『パウロ・フレイレを読む』(以上、亜紀書房)などがある。

推薦のことば・読者の声

30代・男性

『地球は、どこへ行く?』読者の声

子供に対する授業が内容の中心になっているが、大人のほうが知っているべきことばかりだと思った。むずかしい問題を興味をもたせながら教える手法は、他の分野でもたいへん参考になる。

20代・男性

『地球は、どこへ行く?』読者の声

授業で環境問題について取り挙げたいと思っていたところ、我々の身近なところから具体例があげてあり、しかもわかりやすかったので購入しました。きっと生徒も、興味をもって授業に参加できるものと思います。

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