森毅(もりつよし)
一九二七年、東京生まれ。京都大学名誉教授、数学教育協議会副委員長、フリーター。著書-『文化の中の数学』(新潮社)、『学校とテスト』『数の現象学』(朝日新聞社)、『異説数学者列伝』(蒼樹書房)、『数学受験術指南』(中央公論社)、『計算のいらない数学入門』(カッパブックス)、『ものぐさ数学のすすめ』(青土社)その他。
発行日 | 1988年11月発行 |
---|---|
判型 | B6変判・上製 |
頁数 | 224ページ |
価格 | 本体 1553円+税 |
ISBN | ISBN978-4-8118-0078-3 |
Cコード | C0036 |
いまや数学は現代につきささっている。コンピュータをはじめ、社会の数学化は著しい。数学だって、その時代の文化と離れては存在しない。演劇や音楽とおなじレベルで、それぞれの時代の文脈のなかで、数学を文化の時代性においてとらえる森流数学文化論。
プロローグ◎数学を文化として考える
◎もう一つの数学、和算
◎ヨーロッパとはなにか
◎魔術師たちの数学
◎小数の時代
◎科学革命の三幕劇 第一部
◎科学革命の三幕劇 第二部
◎啓蒙の逆説
◎産業社会のなかの数学
◎現代に向けて
◎コンピュータ社会で
エピローグ◎数学文化の現在